著者
浅井 澄子
出版者
大妻女子大学
雑誌
大妻女子大学紀要. 社会情報系, 社会情報学研究 (ISSN:13417843)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.1-13, 2006

本論文の目的は,映画のヒットの状況とその要因を実証分析することにある。論文の結論は次の2点に要約される。第1は,大部分の興行収入は少数の映画作品から生まれていることが,データから明らかになった。このことは,映画製作者が高い経営上のリスクに直面していることを示唆する。第2に,既に他のメディアで発表された原作の映画化,映画の続編,専門家により高い評価を得た映画,複数の映画館を所有する配給会社によって配給された映画であることは,ヒットの確率を高くすることが,ハザード・モデルより示された。原作の映画化と続編の効果は,映画製作者のリスク回避的行動に合理性があることを示唆する。

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