著者
松本 真治
出版者
佛教大学
雑誌
文学部論集 (ISSN:09189416)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.103-116, 2002-03-01

T. S.エリオットは自らの編纂によるA Choice of Kipling's Verseにつけた長い序文、後の評論集On Poetry and Poets所収の"Rudyard Kipling"において、キプリングが「表面の下に隠されているもの、境界線の向こうにあるものを何がしか知っていた」と言う。実はこの「境界線」という言葉はエリオット自身において重要な意味を持つ言葉でもある。本論ではエリオットの言及するキプリングの作品とエリオットの作品を検証し、エリオットの発言の意味とキプリングを評価するエリオットの視点を明らかにする。

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こんな論文どうですか? T.S.エリオットのラドヤード・キプリング論 : beyond the frontierをめぐって(松本 真治),2002 http://t.co/9YHSPKyUH6

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