著者
松木 啓子
出版者
同志社大学
雑誌
言語文化 (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.597-618, 2008-03

本稿は、Brown and Levison(1987)によるモデルに基づき、アカデミック・コミュニケーションにおけるポライトネスの現象に注目する。この問題を考察するに当たって、1980年代のアメリカ文化人類学で有名となった「ミードーフリーマン論争」を取り上げる。デレック・フリーマンが20世紀のアメリカ文化人類学の象徴的存在であった故マーガレット・ミードを批判したことが発端となった同論争をポライトネスの問題から論じ、知識構築を目標とするアカデミック・ディスコースの社会的側面に注意喚起する。

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