著者
大隅 良治
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.69-75, 1976-02-01

かた・シリーズ第2弾として,図書館の窓口業務にライムライトをあてる。窓口業務を構成する「論」として四つ取り上げ,それらは1)サービス論,2)コミュニケーション論,3)マーケティング論,4)商品論である。これらの「論」によってできあがった窓口業務が現場の窓口業務と,どう対応するか,それをレファレンス・サービスにあてはめ,具体的な「〜のしカタ」をいくつかあげる。それらは,1)一度はとにかく依頼を受けつける,2)はやいレスポンスを行なう,3)「60点回答主義」の提案,4)書誌的知識で自信を持つ,などである。図書館は情報という商品を取扱うため,その性格をよくのみこんで,窓口サービスを行なうことに重点がおかれている。(なお,レファレンス・サービスの受けカタ,応えカタについては,その2に送る)

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