著者
安倍 大輔
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.19-31, 2006-03-31

国連は2003年11月の国連総会決議によって、2005年を「スポーツと体育の国際年」と制定した。その制定目的は、教育、健康、開発、平和に対してスポーツと体育の持つ潜在的な力を世界各国が認識し、スポーツと体育を政策の中に反映させていくこと、とされている。そのための具体的な取り組みとして、年間を通じて様々なイベントが国際的なレベルからコミュニティーのレベルに至るまで数多く開催された。そしてそれらの成果は2005年12月の「マグリンゲン実施要項2005」として集約された。このような国連の「スポーツと体育の国際年」は2000年に国連が発表した「ミレニアム開発目標」との密接な関係がある。またIYSPEにおける様々な取り組みは、1970年代のスポーツ・フォー・オール運動や2004年の「スポーツを通じた教育のヨーロッパ年」といった蓄積の上に立つものである。

言及状況

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編集者: 耳国
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