著者
石津 利作
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
no.335, pp.1-12, 1910-01-26

純粹度ヲ保シ難キ製品ニ就キ極メテ不確實ナル分析ヲ基礎トシテC_<16>H_<19>O_4SK+H_2Oナル化學記號ヲ設定スルハ大早計ナルヲ難シ純レスピラチン」ナルモノニ於テ喜多尾氏カ言明セルカ如キ特殊ノ形熊並ニ性状ヲ發見スルコト能ハサルヲ述へ同氏ガ「デブス氏法ニ依リテ硫黄ヲ定量シ其成績ニ甚シキ動揺アルハ偶々以テ自己技術ノ拙劣ヲ表ハスモノニシテ未タ純レスピラチン中硫黄定量ノ困難ナル證據トナスニ足ラサルヲ論シ終ニ藥學雜誌上ニ發表セラレタルカ如ク「チオヂクレオソール」ナル名稱ハ單ニ發明名稱ニシテ此名稱ニ依リ純レスピラチン」ノ分子構造ヲ表示セントスル意ニ非スシテ只其成分ノ列記ニ過キサルコトヲ齊シク他ノ雜誌並ニ新聞ニ廣古シ世人ヲ惑ハスカ如キ告白ヲ避ケ且ツ硫黄含量ノ確定スルニ至ル迄C_<16>H_<19>O_4SK+H_2Oノ如キ更ニ根據ナキ化學記號ヲ吹聽スルノ輕學ヲ戒メラレンコトヲ發明者ニ希望セリ

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こんな論文どうですか? 喜多尾氏ノ「レスピラチン」ヲ評ス(石津 利作),1910 https://t.co/o8RXHqEYGh 純粹度ヲ保シ難キ製品ニ就キ極メテ不確實ナル分析ヲ基礎トシテC_<16>H…

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