著者
吉川 亮 中村 佐紀子 宮川 信一 北村 孝司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.495, pp.23-26, 2008-02-20

近年,その登場が期待されている電子ペーパーの表示方式の有力候補である電気泳動ディスプレイ(EPD)の表示制御を可能にする薄膜トランジスタ(TFT)の作製を試みた.フレキシブル性は電子ペーパーが持つ理想の形態であるため,制御素子も同様にフレキシブル性が要求される.そこで本研究では絶縁膜にポリマー材料,半導体層には有機化合物の銅フタロシアニン(CuPc)を用いた.EPDの制御素子として機能する特性の獲得のためにCuPcの膜厚の最適化や絶縁層表面の平滑性の向上を図り,EPDセルの制御を成功させた.また,フレキシブルTFTの試作も行った.

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銅フタロシアニン蒸着膜を用いた有機TFTの作製(エレクトログラフィー特集研究会:紙面と画面の境界領域の技術動向電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ 107(495), 23-26, 2008-02-20 http://t.co/weNNkzFVw3

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