著者
長岡 智明 渡邊 聡一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.97, pp.83-88, 2008-06-13
被引用文献数
8

近年,様々な高分解能数値人体モデルが開発され,それらのモデルを利用した数値シミュレーションにより,人体に対する電磁界の曝露評価が盛んに行われるようになってきた.NICTでも2mm分解能を有する日本人を対象とした数値人体モデルを開発している.これらのモデルは概ね3GHzまでの曝露評価に利用可能であるが,今後,無線通信機器は3GHz以上の高周波帯電波の利用が見込まれることから,これらの周波数に対応した超高分解能数値人体モデルを整備する必要がある.そこで以前から,筆者らは平滑化を伴った任意分解能モデルへの再構築を可能とする高分解能化手法を提案している.本稿では,この高分解能手法をNICTで開発している3歳児数値人体モデルに適用した0.5mm分解能モデルを用いて,1GHzから10GHzのE偏波およびH偏波平面波が人体の前方から後方に伝播した場合の全身平均SARをFDTD法により推定した.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? FDTD法による超高分解能の3歳児数値人体モデルを用いた1-10GHzの平面波曝露時の人体に対するSAR解析(生体/一般)(長岡 智明ほか),2008 http://t.co/WzRW2ayDxH

収集済み URL リスト