著者
赤井 伸之
出版者
聖泉大学
雑誌
聖泉論叢 (ISSN:13434365)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.17-55, 2007

ヨハネ福音書に記された「姦淫の女」の記事を手掛かりに,刑罰としての石打刑を考察する。この石打刑は古代イスラエルにおける死刑の一形態で,最も一般的なものとされていた。どのような犯罪類型に対して石打刑が科せられたか,また具体的にどのような方式で処刑が実施されたのかを,聖書とその周辺の記事に基づいて検討を加える。

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