- 著者
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藤井 一雄
岩瀬 元治郎
- 出版者
- 京都府立医科大学
- 雑誌
- 京都府立医科大学雑誌 (ISSN:00236012)
- 巻号頁・発行日
- vol.11, no.1, pp.292-297, 1934
余等ハ先ノ研究ニ於テぐるたみん酸及ビちすちんヲ含有セル血液ヲ以テ家兎ノ剔出肝臟ヲ灌流シタルニ臟器並ニ血液中ノぐるたちをん量ハ何レモ僅ニ増加スルヲ見タリ.依テ余等ハ更ニ進ンデ青酸加里,硝酸すとりひにん並ニふゑのーるノ家兎剔出肝臟ぐるたちをん含有量ニ對スル影響ヲ攻究シテ次ノ成績ヲ得タリ.1)灌流實驗ニ際シ青酸加里ハ血液内ぐるたちをん含量ノ強キ増加ヲ來サシムルモ肝臟ノぐるたちをん含有量ニハ影響ヲ見ズ.2)すとりひにんヲ以テ肝臟ノ灌流ヲ行フニ肝臟並ニ血液ノぐるたちをん量ハ變化セズ.3)ふゑのーるヲ以テ肝臟ノ灌流ヲ行ヘバ血液ノぐるたちをん量ハ著シク減少スレ共肝臟内ぐるたちをんノ減少ハ著シカラズ.