- 著者
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平岡 秀福
- 出版者
- 日本経営分析学会
- 雑誌
- 年報経営分析研究 (ISSN:09110747)
- 巻号頁・発行日
- no.25, pp.48-54, 2009-03-31
「マネジメント・アプローチ」とは,経営意思決定と業績評価のため,内部的に経営者がセグメントを組織化する方法に基づいて外部報告するアプローチである(Epstein et al.〔2006,p.973〕)。本稿は,2011年3月期決算から日本企業にも開示が義務づけられる「マネジメント・アプローチ」に基づくセグメント情報を公開している日米の典型的な多角化企業2社の実例を通して,セグメント情報のあり方を考察した。また,日本企業の実例については,有価証券報告書と英文アニュアル・レポートの事業セグメント情報を活用し,事業評価の分析がどこまで可能かを試みることで,日本企業のマネジメント・アプローチの導入に先立ち参考にすべき開示情報のあり方と分析のための諸指標を明らかにした。