著者
和田 剛明
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.48, pp.29-34, 2009-11-06

イノベーションには「活用」と「探索」の二つのパターンが存在する。企業の長期的な成長のためには、この両者のバランスをとることを求められるが、短期の効率性の観点から、活用が過剰に選択される傾向にある。この活用を選択しようとする圧力から逃れるには、社内ベンチャーなどの独立した組織に探索的なイノベーションを取り組むべきとされる。しかし、製品開発レベルにおいての対応を考えた時に、人材や資源には制約がありかつ固定的であり、独立的な組織を別途立ち上げたり、解散させたりすることは難しい。本報告要旨では、国内家庭用ゲームソフトメーカーにおける、内製と外部開発企業の資源利用による対応を紹介する。

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