著者
熊野 慎治
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.294-303, 2001-03-01

NACSIS-CAT総合目録データべースの図書書誌をローカルシステムへ取込んだ後,総合目録データべース側でどのように修正が行われているかを調査した。調査は最近5年間に商経学部図書館で取込んだ書誌から抽出した1529書誌を対象とした。全体の約50%の書誌に何らかの修正が行われていること,受入年度の古いものほど修正の割合が高いことを確認した。書誌レコードの項目別では,注記や形態に関する事項に対する修正の割合が高く,分類と件名等については項目の追加が多く認められた。修正の多くが書誌情報を補強する内容となっていることから,参加館にとって総合目録データべースとの間で書誌の整合性を取ることが望ましいと考えられるため,その方策についても検討した。

言及状況

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@naco_ks 多分それも多数です。ただ、先行研究に拠れば、TRC MARCから流用入力(NDLSHなし)→JPMARCがNDLSHが明示→書誌を修正してNDLSH付与という流れでSHが充実していくということは一定割合有るようです。 http://t.co/85RI5uNlML

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