著者
赤津 純子
出版者
埼玉学園大学
雑誌
埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 (ISSN:13470515)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.151-161, 2008-12

日本の昔話のうち、「かちかちやま」を取り上げ、その教育的意義について考察する。「かちかちやま」には、タヌキがお婆さんを婆汁にしてお爺さんに食べさせる場面が出てくる。この部分は、多くの昔話絵本では残酷であるとの理由から曖昧に扱われている。本研究では、保育に携わる保育者、保育者志望の学生、様々な年齢経歴の成人女性という3つの集団の構成員がこの部分について、どのように感じ、またどのように扱いたいと考えるかを調査する。そこから現在の子どもたちにとってのこの昔話の存在意義、教育的意義を検討することを目的とする。

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