著者
小川 昭利 入來 篤史
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.16, pp.93-96, 2011-03-08

脳機能画像から知覚や認知の内容を解読すること目指すデコーディング研究では,初期には視覚刺激が対象となっていたが,聴覚刺激,体性感覚刺激,さらには注意のシフトなどのような高次認知にまで対象が広がってきている.本研究は,脳機能画像から被験者が推論を行っていることを識別することを目指した.被験者はベースとなる関係を学習し,MRI内で推論の課題を行った.解析の結果,ベースとなる関係の試行と推論の試行を識別することができた.このことは,推論を行ったかどうかを識別するための情報が符号化された脳部位の存在を示唆する.

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