著者
山岸 明彦
出版者
日本惑星科学会
雑誌
遊・星・人 : 日本惑星科学会誌 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.108-116, 2011-06-25
被引用文献数
3

火星の環境は過酷であるが,地球の微生物の中には火星環境で生存可能な物も存在する.火星での大気中メタンの発見は,火星においてメタンを酸化する菌の存在可能性を検討課題として提起してきた.著者ら(MELOS生命探査サブグループ)はメタン発生地域やその近傍では,火星表面下数cmで微生物が現在も存在しているのではないかという可能性を提起している.我々は蛍光顕微鏡とアミノ酸分析による火星生命探査を提案している.蛍光顕微鏡を用いることによって,DNAやRNAを持たない生物の細胞を極めて高感度で検出できる.アミノ酸の種類と鏡像異性(DL)を解析することによって,その生物の由来に関する情報を得ることができる.

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“CiNii 論文 -  火星での生命探査計画(<特集>太陽系におけるアストロバイオロジー)” http://t.co/KinFzk9J

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