著者
相原 憲一 佐藤 和枝
出版者
一般社団法人国際P2M学会
雑誌
研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.130-139, 2010-04-17

地域活性化は不確実性を伴うオープンイノベーションの土俵で如何に地域価値を活かすのかという議論が中心である。地域自身の扱いが、行政区画でなく、本来の文化・生活・産業的な範疇とすることが今日では自然の認識であり、そこに存在する産業構造と地域価値創出の人間力が注目される。そこでは、地域活性化に関してP2MV2コンセプトは大いに参考になる。地域価値を創出するにはプロデューサ(いわゆるプロジェクトのオーナー)とコーディネータ(いわゆるプロジェクトマネージャ)の存在は当然として、実は多様化、オープン化時代には、ある種の業務遂行能力を備えたブリッジパーソン(いわゆくプログラムマネージャ)の存在が不可欠になることを本論文は提唱する。そして、具体的事例として、広島県世羅町の6次産業、浜松市佐久間の廃墟トンネルワインセラーなどを示して、ブリッジパーソンの存在意義を考察する。

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