- 著者
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三浦 誠
- 出版者
- 東北職業能力開発大学校付属 秋田職業能力開発短期大学校
- 雑誌
- 東北職業能力開発大学校附属秋田職業能力開発短期大学校紀要
- 巻号頁・発行日
- vol.16, pp.26-31, 2011-03
木質材料でジオデシックドームを建設する工法は、パネル工法とフレーム工法に分類できる。フレーム工法はフレーム材に専用の接合金物を取り付けてドームを組み立てる。本稿では、接合金物にアートNPOヒミングの平田氏が考案した羽子板ボルトを使用する工法を試みた。しかしながら、本来の羽子板ボルトとは異なる使用方法となるため、構造上の検討が必要となる。そこで、ドームに作用する荷重や外力に対するフレーム材の応力度を要素剛性マトリクス法により計算をおこなった。また、羽子板ボルトの座屈強度試験をおこない、許容耐力とフレーム材に生じる圧縮軸力の比較をおこなった。これらの検討結果をもとに、直径5mのジオデシックドームの構造模型を製作した。