著者
村田 哲史 加賀爪 翔太 田口 宏明 藤波 香織
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.2, pp.1-8, 2012-07-07

近年のエネルギー問題や環境問題の深刻化の影響は家庭部門にも波及し,一般家庭における省エネルギー化の推進がますます必要とされている.それに伴い,情報提示により省資源行動を促進させることを目的とした研究が盛んに行われている.既存研究では提示情報の情報源として,機器の利用量のみが用いられることが多かったが,本研究では資源消費時の「無駄」に着目し,利用者の無駄行動を情報提示に反映させる手法を提案する.無駄の反映により,利用者は自身のどの行動を改善すべきかを具体的に把握でき,より強い省資源の動機づけになることが期待できる.本稿では,ケーススタディとして,家庭用冷蔵庫における省資源行動促進のための情報提示システム PerFridge を実装し,実際の家庭への導入実験を行った結果について報告する.In recent years, researchers in a HCI community try to achieve resource saving by information presentation. However, an utilization volume of electricity or water is only utilized as information resource in a traditional studies. In this paper, we present a new eco-feedback system design that reflects the behavior of wasteful usage. A PerFridge that persuades a user to conserve energy resource on a refrigerator is implemented. We examine an user study in a standard home and compare effectiveness of information reflecting wasteful usage with traditional simple amount of the resource.

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「HCI Persuasive」でヒットしたのはこんな論文です!冷蔵庫における利用者の無駄行動を反映した省資源行動促進システムの提案…(村田ら) http://t.co/HIagE4IunQ

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