著者
露木 聡
出版者
森林計画学会
雑誌
森林計画学会誌 (ISSN:09172017)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.37-47, 1998
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

人口密度と緑地面積(自然面積)との関係を都市の発展段階と対応させることにより,都市の発展段階から見た場合,現存する緑地がどのような位置にあるかを類型化するための手法の開発を行った。国土数値情報の3次メッシュを単位とし,各メッシュから半径5km内における人口密度と自然面積それぞれを大きい順に並べた降順曲線をクラスタ分類することにより,緑地環境のタイプ区分を行った。千葉県を対象に分類を8クラスで行った結果,クラス8:人口稠密な都市域,クラス7:クラス8に準ずる都市域,クラス5:都市への発展が強く進んだ地域,クラス6:農村または海浜工業地帯,クラス2:クラス6より開発度合いが少ない地域,クラス3:都市への発展が弱く進んだ地域,クラス4:開発がやや進んだ地域,クラス1:自然が最も残された地域に類型化が可能であった。また,都市の発展段階に対応させた場合,森林が開発され都市へと向かう方向と,農村や工業地域に向かう方向とが示され,この手法によりマクロな視点からの緑地環境の評価が可能であることがわかった。

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こんな論文どうですか? 都市の発展段階をもとにした緑地環境区分手法の開発(露木 聡),1998 https://t.co/XDw9kbJxT7 人口密度と緑地面積(自然面積)との関係を都市の発展段階と対応させることにより,都市の発展段階から見た場合…
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