著者
永島 芳彦
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.88, no.12, pp.740-746, 2012-12-25

球状トカマクの改善閉じ込めプラズマにおける乱流輸送研究について,NSTXやMASTにおける最近の研究動向を紹介する.球状トカマクコアプラズマの熱輸送については,イオンの熱輸送は新古典輸送が支配的である一方,電子の熱輸送は異常輸送であり,その原因となる不安定モードの特定が急務である.数値計算による線形不安定モードの推定,温度や密度勾配・速度場などの平衡量とモードの不安定性の比較,乱流密度揺動の実測,と段階を踏んで研究が遂行された結果,異常輸送をもたらす不安定性として,電子温度勾配不安定性やマイクロテアリング不安定性が有力となった.

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こんな論文どうですか? 2.5球状トカマク改善閉じ込めプラズマにおける乱流揺動研究(2.最近の研究成果と研究動向,<小特集>球状トカマク研究の進展-核融合エネルギー開発に向けて-)(永島 芳彦),2012 http://t.co/yhMhJ05ynM

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