著者
武田 卓也
出版者
日本介護福祉学会
雑誌
介護福祉学 (ISSN:13408178)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.74-80, 2008-04-01

本稿はひとり親家族の介護問題に注目する.その親が若くして要介護者になると,その介護は若年介護者がになうことになる.そこで本研究では,その介護過程のなかで若年介護者が抱える問題を明らかにし,双方の生活が犠牲とならず共に自己実現できる支援の方向性を探ることを目的とする.まず,背景として家族変化と介護問題の関係を述べ,次に「家族」「世帯」「家庭」の関係性の整理と家族危機について言及した.さらに介護保険制度と若年介護の問題および家族形態により若年者が介護をになうことを述べた.そして事例分析を行い,若年介護者が抱える介護問題についてその一端を示した.またその問題を「一過性の問題」と「継続的な問題」に大別し,後者が生活に制限を与えることを示し,その背景にある要因として7点を提示した。そして支援の方向性として「全体としての家族」の視点から若年介護者支援の重要性を論じた.

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①.若年介護者が一瞬わからないので勉強しました。何かしら形で介護に携わった経験を土台に未経験から良い会社で就業経験、実務経験を得て資格を取得しながらキャリアを積み重ねる選択がマストかなと。資格よりも経験から得た方が長い人生を考えると良いと思いました。 https://t.co/35lgpIxfOP

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