- 著者
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和田基
塚本潤
小林弘明
高橋昭宏
坂本龍一
佐藤未来子
天野英晴
近藤正彰
中村宏
並木美太郎
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
- 巻号頁・発行日
- vol.2013, no.5, pp.1-8, 2013-04-18
細粒度 PG (Power Gating) 制御を行うプロセッサでは,温度やキャッシュのヒット率などの動的なスリープ要因を適切に反映した命令列を実行することが重要である.本発表では,JIT コンパイラの生成するコードに対して,動的要因として実行時のチップ温度を考慮した細粒度 PG 制御を最適化する方式を提案する.筆者らが研究している Geyser アーキテクチャの細粒度 PG 方式を QEMU ベースである AndroidEmulator によってシミュレートした評価実験において,PG 制御を行わない場合と比較し,VM と JIT コンパイラおよび生成されたコードを実行するプロセス全体で平均 6%,最大 22% でリーク電力を削減することができた。