著者
横山 広美
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.464-469, 2013-11-01

世界における科学コミュニケーションの潮流は,政策に寄与することに注目が集まっている。本稿では,日本の科学技術政策の中でも,その運営に注目が集まる「ビッグサイエンス」について,科学コミュニケーションの立場から,その歴史と問題点,課題を述べる。ビッグサイエンスが持つ,多様な側面において,科学コミュニケーションが関わる側面は限定的に見える。しかしここで指摘する,筋の通つた戦略を練ることに,科学コミュニケーションは大きく貢献する可能性がある。多くの科学が大型化する中で,限られた人材,予算の中,よりよい科学を育てるため,科学コミュニケーションがどのような貢献ができるか整理する。

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ビッグサイエンスをいかに進めるべきか : 科学コミュニケーションの立場から(今後の学術情報流通)/ . CiNii OpenSearch - 情報の科学と技術. http://t.co/FXVyQaDcZr

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