著者
小関 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IA, インターネットアーキテクチャ
巻号頁・発行日
vol.112, no.353, pp.31-38, 2012-12-06

多分野に適用できる通信ネット論として抽象化した、マルチモード非線形マルコフ遷移近似ネット模型の現状を紹介します。巨大ネットの統計量を高精度に再現するファミリーネット近似法によって、計算量の適当な規模のネット模型を作成し、モード解析や非線形マルコフ遷移競合解析を可能とします。また、標準ネット模型群で、異なるトポロジの対称性や安定性論を視覚的に整理します。情報インフラはフリードマンが賞賛した古典的インターネットを超越して、検索エンジンの個人化や非匿名性をもって経済活動に大きな役割を担うSNSなどに変態しました。この新情報通信インフラのインパクトを提案するツールで検討します。すなわち、Cyworldの統計データからトポロジ模型を作成し、モード構造を求めて個別化のもたらす社会的合意形成への課題を論じます。本稿は、新宇宙論やヒッグス粒子やiPSの発明が21世紀のコペルニクス的転換と認知して、産業革命の18世紀人に恥じない対応を目指そうとの総見直しの努力の一部です。

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こんな論文どうですか? マルチモード非線形ネットワーク論の展開 : SNS FacebookとCyworldのネット近似模型での分析(招待講演,インターネットやイントラネットの信頼性,(小関 健),2012 … http://t.co/KrMI6brGGO

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