著者
辻川 知伸 薮田 火峰 荒川 正泰 林 晃司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.396, pp.47-51, 2013-01-17

従来の制御弁式鉛蓄電池に代わる次世代の通信用バックアップ電池として、大容量リチウムイオン二次電池の開発を進めている。通信用バックアップ電源においては、満充電に近い電圧でフロート充電を行いながらスタンバイ状態を維持しなくてはならないため、長寿命および極めて高いレベルで安全性を担保する必要がある。本検討では,ホスファゼン系難燃剤を添加した電解液とマンガン元素の一部をマグネシウムに置換した正極材料を用いて200Ah級電池を構成した。フロート寿命試験を実施した結果, 25℃の使用環境下では約10年の寿命を期待できることがわかった。また、通信バックアップでの使用を想定した安全性試験を行った。その結果、電池は破裂,発火することがなかった。

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こんな論文どうですか? 通信用リチウムイオン電池の寿命性能と安全性(エネルギー変換技術,電池関連技術,一般)(辻川 知伸ほか),2013 https://t.co/ROn8I9d9fC

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