著者
福島 英和 堀越 哲美
出版者
人間-生活環境系学会
雑誌
人間-生活環境系シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.36, pp.29-32, 2012-11-21

本研究は天候、時刻、景観構成要素の異なる景観に対する心理評価実験を行い、測定した物理量との関係も含めて考察することで、天候や時刻の変化により移ろう自然環境や、景観構成要素の違いが、建築とそれを取り囲む周辺環境との関係、すなわち建築のたたずまい方に与える影響を明らかにすることを目的としている。名古屋市内において歴史・文化の残る地区および現代的な街並にある9建築(群)を対象とし、2012年9月5日~11日に、各日の日出直後、太陽南中時、日没直前に各地点で写真撮影、照度・色度・輝度の測定を行った。得られた画像を用いてSD 法による心理評価実験を行った。天候の変化が「空気感」に、景観構成要素の違いが「美的感」に影響していることや、朝、夕方は景観構成要素の支配力、昼は天空の支配力が大きいことが確認された。心理反応を証明する物理量を見出した。

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光と闇について、人間工学・心理学的観点から説明されている文献を探している。(宗教的なものは不要。)

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