- 著者
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岡崎直観
乾健太郎
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 研究報告自然言語処理(NL)
- 巻号頁・発行日
- vol.2014, no.8, pp.1-5, 2014-06-26
単語の意味ベクトルを大規模コーパスから学習するためのツールとして,Mikolov らの手法 [14] を実装した word2vec が注目を浴びている.本論文は,word2vec を複数のプロセッサで並列で動作させた時に学習速度が低下する原因を説明し,これを改善するアルゴリズムを提案する.提案手法は学習で得られる単語ベクトルの質を落とすこと無く,複数のプロセッサを効率よく利用できることを実験的に示す.