著者
近藤 孝弘
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育學研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.187-199, 2014-06-30

歴史教育を論じる際に、国民国家とグローバリゼーションを対立的にのみ捉えるのは不適切である。前者は後者を軸に展開した近代史の中で発展を遂げたのであり、歴史教育には既に両者間の緊張を含む深い結びつきが刻印されている。世界の変容を踏まえ、従来の形に修正を重ねつつ民主国家を担う政治的市民を育成するという課題に取り組んできたドイツの例は、歴史教育の課題について長期的視野から再考する必要性を訴えている。

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CiNii 論文 -  "グローバリゼーション"は歴史教育を変えるか : ドイツの対応に見る変容と連続性(<特集>グローバル化と教育内容) http://t.co/uazTouja9o #CiNii

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