著者
福島 英和 堀越 哲美
出版者
人間-生活環境系学会
雑誌
人間-生活環境系シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.33-36, 2013-11-22

本研究は時刻、天候、景観構成要素の異なる景観に対する心理評価を行い、時刻や天候の変化により移ろう周辺環境や、景観構成要素の違いが、移ろう周辺環境との関係の中から表出される建築の印象すなわち建築のたたずまいに与える影響を明らかにすることを目的としている。名古屋市内において歴史・文化の残る地区および現代的な街並にある9建築(群)を対象とし、2013年8月7日〜13日に、各日の日出直後、太陽南中時、日没直前に各地点で写真撮影を行った。得られた画像を用いて建築のたたずまいについて各建築毎に最も美しい場面を選択し、それについてSD法による心理評価を行った。その結果、全体では朝26%、昼46%、夕28%の割合で場面が選ばれ、朝夕に比べて昼の景観が高い評価を得た。朝夕の景観では、朝日の反射により建築が輝いているものや、朝焼けや夕焼けにより印象的な空を持つものが選ばれる傾向が見られた。建築のたたずまいについて、時刻や天候の移ろいによる景観の演出性の効果が示された。

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光と闇について、人間工学・心理学的観点から説明されている文献を探している。(宗教的なものは不要。)

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