著者
押野 武志
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.76-85, 2008

ネット社会の到来によって、本来出会う機会のなかった、モノ・コト・ヒトが瞬時に結びつくようになった。文学もまたこうした情報のフラット化と無縁ではいられない。文学の終焉を加速化したのがフラット化であり、サブカルチャーの台頭の要因でもあった。またフラット化と親和性があるのは、本格ミステリというジャンルでもあった。フラット文学は、高度情報化社会における同化と等価の論理の歪みや暴力性も映し出すことにもなった。

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