著者
立石 祥子
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.27-34, 2014-12-25

本研究の目的は,日本のパブリック・ビューイング文化の成立過程と構造を明らかにすることである。起点となる2002年には,放送主体,イベント主催者のFIFA,自治体という三者の連携が機能せず,結果として第四の主体ともいうべき一般市民により集団視聴形態が多様に広まった。本研究では当時の参加者に聞き取り調査を行い,日本のパブリック・ビューイングが,特定の集合的アイデンティティに回収されない構造を持つ可能性について言及した。

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