著者
堤 邦彦
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.2-12, 2005

女人蛇体といった説話・伝承のモチーフの変遷を、古代アニミズムの伝承や中世の仏教唱導を出発点に追尾しながら、近世文芸のなかに、そうした題材が固定化するまでの展開史を明らかにしたもの。とりわけ中世唱導文芸を苗床とする『法華経』竜女成仏説話型の蛇身譚が、女性の嫉妬や心の奥底の邪念を戒める説話に援用され、さらに江戸の倫理啓蒙思想、女訓文芸とからみながら怪異談の素材に姿を変えるさまを考察する。

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こんな論文どうですか? 女人蛇体の文化変遷 : 唱導文芸から江戸怪談まで(<特集>近世文学、ミステリーからの照射)(堤 邦彦),2005 https://t.co/1gPVhlLXAx 女人蛇体といった説話・伝承のモチーフの変遷を、古代アニミズムの…
こんな論文どうですか? 女人蛇体の文化変遷 : 唱導文芸から江戸怪談まで(<特集>近世文学、ミステリーからの照射)(堤 邦彦),2005 https://t.co/1gPVhlLXAx
こんな論文どうですか? 女人蛇体の文化変遷 : 唱導文芸から江戸怪談まで(<特集>近世文学、ミステリーからの照射)(堤 邦彦),2005 https://t.co/1gPVhlLXAx

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