著者
高橋 文徳
出版者
尚絅大学
雑誌
尚絅大学研究紀要. B, 自然科学編 (ISSN:21875243)
巻号頁・発行日
no.47, pp.183-190, 2015-03-31

学習活動中にスマートフォンを用いることで,学習内容の理解を促進させることができると仮定し,これによる教育改善を試みた。スマートフォンを用いた学習者をA群,スマートフォンを用いなかった学習者をB群と分類し,2つの側面から分析した。理解度確認試験では,A群の平均値はB群を上回った。この結果から,スマートフォンの活用は,学習内容の理解を深める可能性が示唆された。スマートフォンの操作のような活動量の増加が,ストレス反応を引き起こし,それが学習効果を高めたと考えられる。PCを用いて表やグラフを作成する課題の完了率では,A群とB群に差は見られなかった。

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