著者
高橋 広満
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.47-57, 1998-01-10

「橋づくし」と、数字パズル・沖縄の祭・古典などの作品の<外>との関連を再検証し、異論を提出した。その上で、個々の典拠との関係を越えたイメージ群を想定する作者の思考の可能性や、この作品のパロディとしての構造とその真意などに触れた。続いて、小説の総体の類似物が作品内に存在するといういわゆる象徴の問題を、作品生成上からは模倣の運動を前提とするものとみて、<内>なるその模倣物(ミニチュア)の位置と及ぶ範囲をはかった。

言及状況

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こんな論文どうですか? <模倣>のゆくえ : 三島由紀夫「橋づくし」の場合(<特集>文学における「模倣」)(高橋 広満),1998 https://t.co/W5GLmzKNeW 「橋づくし」と、数字パズル・沖縄の祭・古典などの作品の<外>との関連…

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