著者
太田 正夫
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.38, no.7, pp.36-49, 1989-07-10

第一次感想を自由な発想で書かせれば、そこには「読み」と「自己表現」という二つの傾向が出てくる。この自己表現的傾向がでることは、小説の対話的構造が誘引するものであるから、感想にそれを認めることが大事である。そしてこの自己表現的傾向を持った多数の感想は筆者の意図にかかわらず、それ自体対話的要素を内包している。だから作品という大きな他者に対して、また多数の他者と対話を行わせることは読みを深めると共に読み手の思想を作ってゆくのである。

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