著者
岸本 直子 樋口 健 岩佐 貴史
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
スペース・エンジニアリング・コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp._A06-1_-_A06-2_, 2014

近年,衛星搭載のアンテナや太陽電池パネルは,観測周波数の高周波化や高感度化,大電力要求に対応するために,大型化かつ高精度化している.そこで,著者らは,地上ならびに軌道上で,大型構造物の形状を高速かつ高精度に計測する技術の研究開発に取り組んできた.しかし,各種地上試験や軌道上で実用に供するためには,計測装置の小型化とロバスト化が必須である.本研究では,格子投影法を用いた可搬型形状計測装置を用いて,圧縮試験時のスキン付きCFRP製ラティス円筒(直径約2m)および,小型衛星搭載を目指した合成開口レーダー用平面スロットアンテナ(700mm×700mm)の形状計測を実施した計測結果について報告する.可搬型形状計測装置は,基準面を用いたキャリブレーションをあらかじめ実験室でおこなっておき,実際の計測には,プロジェクターとカメラから構成される簡便な計測装置のみを用いた.いずれの場合も,表面形状や変形形状の全視野計測に成功し,ひずみゲージやレーザー変位計による計測では判別しにくい全体の変形モードを取得することができた.

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こんな論文どうですか? A06 モバイル計測装置を用いた大型構造物の3次元形状計測(宇宙構造物(2))(岸本 直子ほか),2014 https://t.co/6vAEuDFH4l

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