著者
高山 裕行
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.34, no.12, pp.70-75, 1985

太宰治「走れメロス」は、シラーの"Die Burgschaft"を下敷きとして書かれている。相馬正一氏をはじめ研究者諸氏がとり上げているその訳文は、木村謹治訳又は手塚富雄訳であるが、いずれも主人公は「ダーモン」である。では、太宰はどの翻訳を読んで作品化したのだろうか。それは小栗孝則訳「人質」(『新編シラー詩抄』所収)である。この訳文は主人公が「メロス」であり、本稿では小栗訳「人質」と「走れメロス」との関係を分析した。

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@yomutokaku リタイア国語教師兼牧師の高山と申します。わたしのメロス論もお読みいただければ幸いです。かなり古いですが。 「走れメロス」素材考→https://t.co/esKkkWCUJG 「走れメロスを読む」→https://t.co/cg9LHDCQar
@yomutokaku リタイア国語教師兼牧師の高山と申します。わたしのメロス論もお読みいただければ幸いです。かなり古いですが。 「走れメロス」素材考→https://t.co/esKkkWCUJG 「走れメロスを読む」→https://t.co/cg9LHDCQar

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