著者
真木 太一 守田 治 鈴木 義則 脇水 健次
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.173-178, 2016-03

2005年夏季に四国・九州など西日本で発生した渇水を契機に,2006~2010年度に科学技術振興調整費「渇水対策のための人工降雨・降雪に関する総合的研究」が実施された.その研究報告が気象研究ノート第231号(2015)に「人工降雨・降雪研究の最前線」として公表された.ここでは,その主要な成果となっている事項・内容についてコメントするとともに,人工降雨の中でドライアイス法と液体炭酸法との比較事項・内容について,幾つかの疑問点に関してコメントする.最後に,最近,国内数カ所で実施した液体炭酸人工降雨法の実験結果の紹介とその有効性について解説する.

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“人工降雨・降雪研究の最前線”

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