著者
稲原 昌彦 甘粕 誠 永田 真樹 山口 邦雄
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.359-362, 2002-06
被引用文献数
1

症例1(63歳女).右側腹部痛を主訴とし,KUBで右腎と左下部尿管に結石を認め,ESWLを行った.RA治療のためケイ酸マグネシウムを含むメサフィリンを20年以上投与されており,自排したのはケイ酸とシュウ酸カルシウムの混合結石であった.症例2(75歳男).膀胱腫瘍の経過観察中に結石を確認,翌日自排した.結石はケイ酸とその他の同定できない成分を含む混合結石であった.症例3(58歳男).右側腹部痛が出現し結石を自排した.メタケイ酸アルミ酸マグネシウムを含むキャベジンを3年間内服しており,結石は98%以上がケイ酸結石であった.症例4(60歳男).肉眼的血尿と左側腹部鈍痛を主訴とし,KUBで左腎に結石を認めESWLを行った.自排した結石は98%以上がケイ酸結石であったAmong four patients with silicate calculi, stones were spontaneously discharged in two and after extracorporeal shock-wave lithotripsy in two. Two of them had a history of taking magnesium silicate. Thirty two cases of silicate calculi previously reported in the Japanese literature were reviewed.

言及状況

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こんな論文どうですか? ケイ酸結石の4例(稲原 昌彦ほか),2002 https://t.co/vQNbeeIfRZ 症例1(63歳女).右側腹部痛を主訴とし,KUBで右腎と左下部尿管に結石を認め,ESWLを行った.RA治療のため…

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