著者
赤木 里香子 森 弥生
出版者
岡山大学教育学部
雑誌
岡山大学教育学部研究集録 (ISSN:04714008)
巻号頁・発行日
no.137, pp.49-57, 2008

対話型鑑賞を導入した授業によって「見る」経験を積み、美術作品に親しんできた岡山市内の公立中学校2年生を対象として、平成18年度に実施した美術家単元「国吉康雄 オリジナル美術館を創る」の実践について、報告と考察を行う。本単元は、岡山県立美術館で開催された「国吉康雄」展での鑑賞体験を、表現活動と結び付けて展開したものである。立案と実施にあたっては、学習者の立場を「見る」側から「見せる」側へ転換させ、作品収集や研究活動から展示・教育普及活動に至るまでの美術館関係者の仕事、特に展示企画(キュレーション)をモデル化し、美術館(展覧会)を創るという表現の必然と価値を見出していくことを重視した。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

CiNii 論文 -  キュレーションがもたらす主体的な鑑賞と表現の生成--中学校美術科単元「国吉康雄 オリジナル美術館を創る」の実践から http://t.co/xMowSXLU #CiNii

収集済み URL リスト