著者
稲田 利徳
出版者
岡山大学教育学部
雑誌
岡山大学教育学部研究集録 (ISSN:04714008)
巻号頁・発行日
no.93, pp.p1-17, 1993-07

「四季物語」が鴨長明の真作ではなく偽書であることは、これまで主として年中行事などの起源の不審などから論及されてきた。本論考では、さらに夥しく現存する「四季物語」諸本の書写年時や奥書に着目したり、「徒然草」と「四季物語」とが類似する行事や表現などに検討を加えることにより、「四季物語」は「徒然草」よりも遥か後の成立であることを論証し、さらに「四季物語」は「徒然草」から多方面にわたる記事や表現を享受した作品であると位置付けた。

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