著者
橋口 捷久
出版者
奈良大学
雑誌
奈良大学紀要 (ISSN:03892204)
巻号頁・発行日
no.20, pp.p203-223, 1992-03

本研究は、リーダーシップPM理論に基づくリーダーシップトレーニングの効果を林の数量化理論第HI類によって分析検討する。三隅とその共同研究者たちは、30年来、リーダーシップPM理論の実験的研究と実証的研究を精力的に実施してきた(三隅,1984)。リーダーシップPM理論では、リーダーシップ行動を集団の目標達成行動(Performance)と、集団維持行動(Maintenance)とに分け、それらの行動水準で、リーダーをPM,M,P,pmの4つのタイプに分類する。そして、これらの4タイプのリーダーシップの効果性は、フォロワーのモラールや欠勤、退職、事故、災害などさまざまな外的変数で、PM,M,P,pmタイプの順で望ましいことが明らかにされてきた。

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