著者
知念 幸人 田中 敦士 Chinen Yukihito Tanaka Atsushi
出版者
琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター
雑誌
琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要 (ISSN:18849407)
巻号頁・発行日
no.2, pp.87-97, 2010

本研究は沖縄県内の高等学校の発達障害の特徴を有する生徒(以下、生徒)に対する就労支援の実態と課題を明らかにすることを目的とした。先に行った質問紙調査の回答の結果をより深く検証するために、各学校の特別支援教育コーディネーター(以下、コーディネーター)に訪問面接調査を行った。その結果コーディネーターの職務、時間的・精神的ゆとり、職員の理解・協力、生徒本人・保護者の理解協力、進学と就労、事業所の理解・協力、特別支援学校との連携、生徒本人・保護者の就労に対する意識、卒業後3年間のフォローアップ、入学前後の`情報の入手、診断書、実態把握、コーディネーターや職員の対応、学習指導、特別支援教育導入による影響、高等学校進路担当者への支援、行政等への要望と提案、に関する内容の中から、今後の課題が多数明らかとなった。

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