著者
衛藤 夏葉 西森 裕夫 藤岡 唯志 東 卓弥
出版者
近畿中国四国農業研究協議会
雑誌
近畿中国四国農業研究 (ISSN:13476238)
巻号頁・発行日
no.14, pp.68-72, 2009-03

和歌山ダイコンの生育に伴うす入りの発生経過および播種時期がす入り発生に及ぼす影響について検討した。1.9月22日播種では、す入りは播種後約60日、根重約200gの時期に急激に発生した。その後、す入り株率の増加は緩慢であったが、す入り程度は根の肥大とともに高まった。2.9月12日、9月22日、10月3日播種におけるす入り発生株率はそれぞれ42.5%、22.5%、10%であり、播種時期が早いほど発生株率は高く、発生程度も高かった。また、9月12日播種と22日播種では、す入りは根重が大きく、葉重/根重が小さい株で発生しやすい傾向があった。3.10月3日播種では、す入りの発生は少なかったものの十分な生育量が確保できなかった。4.以上より、和歌山市周辺における和歌山ダイコンの播種時期は、す入りの発生が少なく、十分な根身肥大が確保できる9月20日前後が適当と考えられた。

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