著者
篠田 浩一 村田 奈芳
出版者
北海道農業研究センター
雑誌
北海道農業研究センター研究報告 (ISSN:13478117)
巻号頁・発行日
no.195, pp.13-21, 2011-08

1.北海道農業研究センターで育成したアリウム「札幌1号(ブルーパフューム)」,「札幌2号(スカイパフューム)」 の開花調節法の検討を行った。2. 促成開花には「札幌1号」は定植前に5℃で10~12週(2.5~3か月), 「札幌2号」は5℃で2か月程度の低温処理が必要である。3. 促成栽培で得られた鱗茎(切り下球)を用いて6月から低温処理を行うことにより10月からの開花が可能である。低温処理開始時期や低温処理期間を変えることにより,10月~1月までの連続した出荷が可能となる。4.-2℃で貯蔵した鱗茎を1~9月に定植したところ,いずれの定植日でも開花する個体が認められた。しかし,高温期に定植した場合,開花率や品質の低下がみられた。5. 長日処理には,開花率の向上や開花の促進,花茎の伸長促進等の効果が認められた。

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