著者
池谷 守司 松井 繁幸
出版者
静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センター
雑誌
静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センター研究報告 (ISSN:18826415)
巻号頁・発行日
no.5, pp.20-23, 2012-01

ウインドウレス鶏舎において市販の白色レグホーン種400羽を用い、127日齢から462日齢の間、従来の白熱電球と一般電球形LED電球にて、15時間の連続照明を行い、鶏の生産性や経済性に及ぼす影響を検討し、以下の結果を得た。1. 産卵成績、卵質、体重、放卵時刻いずれの調査項目においてもLED区と白熱電球区に差はみられなかった。2. 電気使用量はLED区が0.3~0.4kWh/日、白熱電球区が3.5~3.6kWh/日であり、LED区の電気使用量は、白熱電球区の8~11%に低減した。その結果、電気料金を含めて算出した1羽当たり収益では、LED区が白熱電球区より約113円多くなった。以上の結果より、ウインドウレス鶏舎内における光源として白熱電球の代わりに一般電球形LED電球を用いることで、卵の生産に影響なく、電気料金が節約でき、1羽当たりの経済性も有利になることが明らかとなった。

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