- 著者
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福田 瑛子
- 雑誌
- 和洋女子大学紀要. 家政系編
- 巻号頁・発行日
- vol.29, pp.129-136, 1989-03-31
綿,絹,ポリエステル縫糸でぐし縫,くけ,まつり縫をし,ドライクリーニングを50回繰り返した引張特性を検討した結果は次の通りである。絹縫糸使用では切断荷重,伸度において低下が顕著に現われ,前報と同傾向がみられた。綿縫糸では切断荷重が低下し,切断伸度の低下はほとんど認められなかった。ポリエステル縫糸は切断荷重,伸度共わずかの低下が認められた。前報のランドリーにおいては,くけ縫の低下が少なかったが,ドライクリーニングにおいては縫い方による差は認められなかった。ドライクリーニングはランドリーよりもおだやかな洗い方であるため,縫製した縫糸の低下も少なく現われた。終わりに,本研究を行うにあたり,ドライクリーニングにご協力いただいたポニー化学ドライセンター部長田村芳男氏に感謝申し上げます。