著者
澤 成都子 森永 康子
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.13, pp.45-59, 2014-03-31

就職面接は内定の成否に深く関わる重要な活動であるが,面接に自信のない大学生が多く,精神的健康に悪影響が及んでいるという問題がある。本研究ではなぜ面接を苦手とするのか,就職面接場面で求められている自己高揚呈示に着目して検討した。就職活動が身近な大学生を対象として2つの調査を行った結果,自己卑下呈示規範を内在化しているために面接の自己アピールに対して自己嫌悪といった否定的意識を抱くこと、並びに志望する企業が求める基準に自分が達していないと感じることによってもネガティブな影響が及ぼされることが明らかとなった。このことから,自己高揚呈示で生じる呈示する自己と自己概念の不一致ではなく、企業が求める人材像と自己概念の不ー致によって,大学生は面接を苦手に感じることが示唆された。また,内定を獲得している人は、面接の自己アピールに対して否定的意識を抱かず,精神的健康が高いことが示された。

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自己卑下呈示規範を内在化しているために面接の自己アピールに対して自己嫌悪といった否定的意識を抱くこと、並びに志望する企業が求める基準に自分が達していないと感じることによってもネガティブな影響が及ぼされることが明らかとなった。https://t.co/ubhpD7cHVJ

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