著者
三上 敦大 大村 いづみ 田中 洋亘 滝口 緑
出版者
市立室蘭総合病院
雑誌
市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital (ISSN:02892774)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.43-47, 2011-10-31

平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、東日本は甚大な被害を受けた。地震・津波の恐怖、家族や住居、会社の喪失、長期化する避難所生活など様々な要因が重なり、被災者は皆精神的ストレスを抱えているものと思われる。そのような状況に対し、全国各地の「こころのケアチーム」が被災地で支援活動を展開した。このたび我々は道の要請にて「北海道こころのケアチーム第16班」として宮城県気仙沼市に派遣され支援活動を行った。相談の中で、支持的受容的な心理的サポートを必要とするケース、それに加え薬物療法が重要となるケースをそれぞれ経験した。その中でこころのケア活動による支援の必要性と、周囲の偏見により支援を求めにくい状況が実感された。

言及状況

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こんな論文どうですか? 東日本大震災における「こころのケアチーム」活動の経験から : ケアの必要性と「偏見」について(三上 敦大ほか),2011 https://t.co/aZlKzzQsZW

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